マヨネーズやケチャップを使い切るために、キャップの方を下にした状態で立てて冷蔵庫内に保存しませんか?
キャップの方を下にして立てることで、中身が自重でキャップの方に寄って来るため最後まで使い切りやすくなるのですが、姿勢が安定しなくなる欠点があります。冷蔵庫の開け閉めの際に、容器が倒れてしまうことはよくあります。
そんな問題を解決するために、キャップの方を下にして容器を立てても倒れないマヨネーズスタンドを3Dプリンターで自作してみました。
同じお悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
製作したマヨネーズスタンド
製作したマヨネーズスタンドはこちらです。


マヨネーズとケチャップを1本ずつ入れることができます。キャップ部分を少し凹ませることで、スタンドとしての安定感を高めています。
我が家で使っている冷蔵庫にすっぽりと収まります。
製作過程
マヨネーズスタンドの製作に使用したツールは下記の3点です。
- 3DCADソフト:SolidWorks(個人用のライセンス)
- 3Dプリンター:Anycubic社製
- スライサーソフト:UltiMaker Cura
製作工程の詳細については以下に記します。
参考にしたマヨネーズスタンド
マヨネーズスタンドを作成するにあたって、『SHOKUBI』という調理器具の通販サイトで見つけたマヨネーズ立てを参考にしました。
3DCADでモデリング
製作したマヨネーズスタンドは、ホルダー部分とベース部分の2部品構成です。
マヨネーズとケチャップをそれぞれ1本ずつセットする想定の設計です。我が家で使っている冷蔵庫のドアポケットにすっぽりと収まるサイズになっています。
マヨネーズやケチャップがほぼ満タンのときに、キャップを下にして立てると重心の位置が上になります。中身が減っていくのに伴って重心の位置は徐々に下がっていきますが、最初の方は中身があるため重量もあり、満タン状態の重心位置よりも下の方をホールドしてしまうと、傾いた際に抑えきれずベースごと倒れしまう可能性があります。
ドアポケットにすっぽり収まるサイズにしているので、そういったことが起きる可能性は少ないと思いますが、重心より上の位置でホールドできるようにした方がいいのは間違いないです。



3Dプリンターで印刷
SolidWorksでモデリング後、3Dプリンターで出力するまでの工程は以下の通りです。
① モデリングしたファイルをSTLデータに変換する。
② 変換したSTLデータをUltiMaker Curaに取り込む。
③ UltiMaker Curaのスライス設定を確認したのち、3Dプリンター用の印刷データを作成する。
④ 3DプリンターにUltiMaker Curaで作成した印刷データを送って出力する。
上記手順で各部品を出力します。


ホルダー部分とベース部分を接着剤で固定します。
このとき、お互いの凸凹を合わせるようにして位置を決めます。


まとめ
キャップの方を下にして容器を立てても倒れないマヨネーズスタンドを3Dプリンターで自作しました。
冷蔵庫内の整理整頓に役立つこと間違いなしです。
同じ要領でチューブ系の調味料スタンドも作成できると思います。
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