大手ショッピングサイトで”羽ヘアピン”と検索すると、布でできた羽ヘアピンが検索結果に出てきます。
布製のヘアピンも可愛いですが、私の好みには合いませんでした。そこで、立体感があり、より可愛い羽ヘアピンが自作できないかと思い、3DプリンターとUVレジンを使って羽ヘアピンの製作に挑戦してみました。
製作した羽ヘアピン
製作した羽ヘアピンは下図の通りです。
サイズは一番大きいところで、横約85mm、縦約45mm、厚さ約10mmです。
裏面にヘアピンが取り付いています。
製作過程
羽ヘアピンの製作に使用した主なツールは下記の7点です。
- 3DCADソフト:SolidWorks(個人用のライセンス)
- 3Dプリンター:Anycubic社製
- スライサーソフト:UltiMaker Cura
- ミニリューター
- シリコンモールド剤
- UVレジン液
- UVランプ
製作工程の詳細については以下に記します。
3DCADでモデリング
曲面の作成に非常に手こずりましたが、何とか形になりました。
曲面の作成にはサーフェスを使用しています。
サーフェスで曲面を作成し、ソリッド化で立体にする方法でモデリングしています。
STLデータに変換する際は、メッシュを最も細かい設定にしました。
曲面が多いデータのため、メッシュを細かくした方が曲面が綺麗に変換できるかなと思ったためです。
3Dプリンターで印刷
SolidWorksでモデリング後、3Dプリンターで出力するまでの工程は以下の通りです。
① モデリングしたファイルをSTLデータに変換する。
② 変換したSTLデータをUltiMaker Curaに取り込む。
③ UltiMaker Curaのスライス設定を確認したのち、3Dプリンター用の印刷データを作成する。
④ 3DプリンターにUltiMaker Curaで作成した印刷データを送って出力する。
上記手順で出力したものがこちらです。
ミニリューターで形を整えて次の工程に進みます。
シリコンモールド剤で型取り
シリコンモールド剤を使い、3Dプリンターで出力した羽の型取りをします。
埃が入らないようにラップを被せています。
無事に型取り成功です。
UVレジン
出来上がったシリコンモールドにUVレジン液を流し込み、UVランプを当てて固めます。
角が立っているところはやすりがけをします。
最後にコーティングと裏面にヘアピンを取り付けて完成です。
コーティングは見た目の質感の向上と、紫外線に長時間当たっても黄変しないために施しています。
レジン液自体が紫外線で黄変しにくい液なのですが、念には念を入れます。
まとめ
羽ヘアピンを3DプリンターとUVレジンを使って製作しました。
市場にあるものが私の好みに合わなかったため、私の好みに合うものを自作しました。
我ながらぷっくら可愛くできたと思います。
羽ヘアピンとして製作しましたが、ぬいぐるみのアクセサリーとして使ってもよさそうです。
近々ハンドメイドのショッピングサイトに出品してみようと思っていますので、興味のある方は商品ページを覗いてみてもらえると嬉しいです。
ハンドメイドのショッピングサイト「minne」に出品しました。
気になった方は是非ご覧ください。
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