3Dプリンターの作品作りには欠かせない3DCADですが、私はSOLIDWORKSの個人用ライセンス「SOLIDWORKS for Makers」を使用しています。
同じように個人でSOLIDWORKSを使用したい方向けに、「SOLIDWORKS for Makers」のライセンス取得について紹介します。
目次
SOLIDWORKSの個人向けライセンスとは
SOLIDWORKSは、主に企業向けの3DCADソフトウェアとして知られていますが、個人ユーザーや学生向けにも特別なライセンスを提供しています。個人向けのSOLIDWORKSライセンスには、主に2つの選択肢があります。
- SOLIDWORKS for Makers
- SOLIDWORKS Student
SOLIDWORKS for Makers
SOLIDWORKS for Makersは、個人の趣味やプロジェクトのために設計されたライセンスです。このライセンスは年間約1万円で利用可能で、個人利用に限定されています。
特徴:
- クラウドベースのサブスクリプションモデル
- 常時インターネット接続が必要
- 基本的な3Dモデリング機能を搭載
- シミュレーションや解析機能は制限あり
SOLIDWORKS Student
学生の方々は、SOLIDWORKS Studentライセンスを利用することができます。このライセンスは無料または低価格で提供されており、学習目的に最適です。
特徴:
- 学生証明が必要
- 教育目的限定の使用
- 最新バージョンの機能を体験可能
ライセンス取得の手順
では、実際にSOLIDWORKS for Makersのライセンスを取得する手順を見ていきましょう。
Step 1:3DEXPERIENCE IDの作成
- ダッソー・システムズのホームページにアクセスします。
- 右上のログインアイコンをクリックします。
- アカウント作成をクリックし、必要な情報を入力します。
- 登録完了後、確認メールのリンクをクリックして登録を完了させます。


Step 2:ライセンスの購入
- SOLIDWORKS for Makersのページにアクセスします。
- ページをスクロールし、年間もしくは月額購入ボタンをクリックします。
- クレジットカードでの支払いを完了させます。




私が当時購入したときは16,621円だったので、いつの間にか半額以上安くなっているので驚きです。
Step 3:SOLIDWORKSのインストール
- 購入後に届くメールから「3DEXPERIENCE プラットフォーム」にログインします。
- 「SOLIDWORKS Connected」の「インストール」をクリックします。
- 「3DEXPERIENCE Launcher をダウンロード」をクリックしてダウンロードします。
- ダウンロードした「3DEXPERIENCELauncher.msi」を実行し、インストールを完了させます。



私は既にSOLIDWORKSをインストールしているので、「SOLIDWORKS Connected」が”開く”になっていますが、初めての場合はここが”インストール”になっていると思います。
注意点
SOLIDWORKSの個人ライセンスを取得した後も、いくつか注意すべき点があります。
- インターネット接続:SOLIDWORKS for Makersはクラウドベースのライセンスなので、使用時は常時インターネット接続が必要です。
- 使用制限:個人ライセンスは商用利用が制限されている場合があるので、利用規約をよく確認しましょう。
- 機能制限:個人向けライセンスは、企業向けの完全版と比べて一部機能が制限されている場合があります。
- ライセンスの自動更新:ライセンスは自動更新なので、解約しない限り登録したクレジットカードから自動的にライセンス料が支払われます。自動更新を停止したい場合は、更新日の5日前までに解約手続きを行う必要があります。
- 自動更新を停止する手順:
- 「3DEXPERIENCE プラットフォーム」にログインする。
- 「Members Management」→「管理」→「更新を停止」を選択
- 確認プロセスを完了
- 自動更新を停止しても、更新期限内は通常通りSOLIDWORKSを使用できますが、一部の機能(3DEXPERIENCEへの保存など)が制限される場合があります。



ライセンス更新日の1ヶ月前にメールが届くので、見落とさないようにしましょう。
まとめ
SOLIDWORKSの個人ライセンスは、3D設計の世界に足を踏み入れたい個人ユーザーや学生にとって、非常に魅力的な選択肢です。年間約1万円という手頃な価格で、プロフェッショナルレベルの3DCADソフトウェアを使用できるのは大きなメリットです。
ただし、クラウドベースのライセンスであることや、一部機能に制限があることなど、企業向けライセンスとは異なる特徴があることを理解しておくことが重要です。
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