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機械系エンジニアが壁にかける歯ブラシスタンドを3Dプリンターで自作してみた

自作

歯ブラシとマウスウォッシュコップを置くスタンドを3Dプリンターで自作しました。

市販で売られているものを調べると、ブラシの部分を上にして立てかけるタイプのスタンドが多いなという印象です。ブラシ部分が上だと、水が持ち手を伝って下に溜まってしまうのではないかという懸念があり、衛生的に気になったのでブラシ部分が下になるスタンドを作ってみました。

同じくマウスウォッシュも口が下になるように置けます。

本記事では、3Dプリンターを使った歯ブラシスタンドの製作について紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 水切れと衛生面に配慮した壁かけ式歯ブラシスタンドの自作方法
  • 既存のパーツを活用した設計の工夫
  • 3Dモデル設計時の寸法設定のヒント

製作した歯ブラシスタンド

2つの吸盤を壁に貼り付けて、3Dプリンターで作成した歯ブラシスタンドを引っ掛けています。歯ブラシ4本と、マウスウォッシュコップを1つ置けるようになっています。

歯ブラシをかけるところの間隔は13mmにしています。歯ブラシ同士がほぼ隣り合う間隔になっているため、歯ブラシ同士の間隔を広げたい場合は、歯ブラシをかけるところの間隔を+10mmするとよいでしょう。

歯ブラシとマウスウォッシュコップともに下を向いているので、水切れがよいです。

3Dプリンターで自作した歯ブラシスタンド

製作過程

歯ブラシスタンドの製作に使用したツールは下記の3点です。

  • 3DCADソフト:SolidWorks(個人用のライセンス)
  • 3Dプリンター:Anycubic社製
  • スライサーソフト:UltiMaker Cura

製作工程の詳細については以下に記します。

SolidWorksの個人用ライセンスの取得方法についてはこちらの記事で紹介しています。

3DCADでモデリング

3DCADで2部品のモデリングをします。完成の状態を掴みやすくするために、吸盤もモデル化してアセンブリしています。使用したのは「レック(LEC) スペア4号」という吸盤です。

・歯ブラシスタンド パーツ
 最初に使用する吸盤を決めて、吸盤に引っ掛けることができる形状に設計します。

歯ブラシスタンド パーツ 3Dモデル

・マウスウォッシュコップ置き

マウスウォッシュコップ置き 3Dモデル

・歯ブラシスタンド アセンブリ

歯ブラシスタンド アセンブリ 3Dモデル

3Dプリンターで印刷

SolidWorksでモデリング後、3Dプリンターで出力するまでの工程は以下の通りです。

① モデリングしたファイルをSTLデータに変換する。
② 変換したSTLデータをUltiMaker Curaに取り込む。
③ UltiMaker Curaのスライス設定を確認したのち、3Dプリンター用の印刷データを作成する。
 レイヤー高さ:0.2mm
 インフィル密度:20%
④ 3DプリンターにUltiMaker Curaで作成した印刷データを送って出力する。

上記手順で各部品を出力します。

歯ブラシスタンド パーツ
マウスウォッシュコップ置き

3Dプリンターで出力した2部品を接着剤でくっつけます。

歯ブラシスタンド アセンブリ

最後に吸盤を壁に貼り付け、吸盤に歯ブラシスタンドを引っ掛けて完成です。

まとめ

歯ブラシとマウスウォッシュコップを置くスタンドを3Dプリンターで自作しました。STLデータが欲しい方は問い合わせページからお問い合わせください。

その他の日常で使える実用的な自作作品についてはこちらの記事をご参照ください。

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